公園内は単なる観察施設にとどまらず、隣接する佐渡トキ保護センターと緊密に連携した学術・啓発拠点としての役割を担っています。園内を巡る上で押さえておくべき主要な見どころは大きく3つに分かれます。
第一に、歴史の証人ともいえる「トキ資料展示館」です。ここでは、1981年の全鳥捕獲から最後の日本産トキ「キン」が息を引き取るまでの軌跡、中国から贈呈されたペアによる人工繁殖の成功、そして2008年以降の順化放鳥から野生定着に至るトキ生態放鳥の歴史が豊富な剥製や骨格標本、貴重な映像記録とともに体系化されています。
第二の見どころは、開放型大型ケージである「フライングケージ」です。自然木が茂る広大な空間内をダイナミックに滑空するトキの飛翔姿を見上げることができ、羽の裏側に広がる鮮やかな朱鷺色(サーモンピンク)を自然光のもとで堪能できます。
散策の締めくくりには売店エリアが充実しており、限定のトキの森公園お土産グッズや、佐渡産生乳を使用したスイーツ、特産品を販売するコーナーが旅行者の人気を集めています。