『とある魔術の禁書目録』の広大な世界において、神裂火織の強さは人間というカテゴリーの極限に位置付けられています。彼女は世界で20人未満しか確認されていない「聖人」の1人です。生まれながらにして「神の子」と類似した身体的特徴と魔術記号を宿しており、その身に天使に匹敵する莫大な魔力を引き出し、行使することが宿命づけられています。
彼女の主武装は、全長2メートルを超える長大な日本刀・令刀「七天七刀」です。この巨大な刀を常人には視認すら不可能なスピードで振るうだけでなく、鞘からわずかに刃を滑らせるだけで音速を遥かに凌駕する破壊力を叩き込みます。日常的な戦闘では、極細の鋼線7本を指先で操る「七閃」を用い、刀身すら抜かずに全方位の敵や建造物を一瞬にして切断します。
そして、彼女が文字通り命を懸けて放つ最大奥義が、七天七刀による神速の抜刀術「唯閃」です。聖人としての力を完全に励起させ、神の子の処刑にまつわる術式を上乗せして放たれるこの一撃は、通常の魔術師はおろか「天使」の身体すら切り裂く威力を誇ります。しかし、聖人の肉体は神仏の領域に近すぎるがゆえに脆い側面も併せ持っており、過剰な負荷を狙い撃ちにする「聖人の崩壊」といった対聖人特化術式を受けると、自らの魔力暴走によって内側から身体が自壊する致命的な弱点も抱えています。