サークルクラッシャーの脅威は、学生コミュニティにとどまりません。企業の現場においても、部署の生産性を著しく低下させ、優秀な人材を次々と離職に追い込む社内クラッシャーとして深刻な実害をもたらしています。
職場におけるクラッシャーは、業務上の「相談」を隠れ蓑にして接近します。上司やキーパーソンには従順で熱心な部下を演じる一方、同僚や後輩に対しては「〇〇さんがあなたの悪口を言っていた」といった真偽不明の情報を吹き込み、チーム内の心理的平穏を破壊します。チャットツールによる個別連絡やダイレクトメッセージを活用し、密室で同僚同士の疑心暗鬼を煽る手口が常套手段です。
その結果、チーム内の情報共有が滞り、業務上のミスが頻発するようになります。上層部が事態の深刻さに気付いた時には、メンタル不調による休職者や退職者が続出し、プロジェクトそのものが頓挫する事態に発展します。業務能力の低さを人間関係の立ち回りでカバーしようとするタイプも多く、組織運営における重大なリスク要因となっています。