この不祥事が世間にこれほどの失望感を与えた背景には、上重アナが歩んできた「非の打ち所のない華々しい球歴とキャリア」がありました。
高校時代、名門・PL学園高校の背番号1を背負うエース投手として甲子園に出場。1998年夏の甲子園準々決勝では、松坂大輔氏を擁する横浜高校と延長17回に及ぶ歴史的死闘を演じ、日本中を熱狂させました。立教大学進学後も東京六大学野球で完全試合を達成するなど、まさに野球エリートの道を突き進んできた人物です。
2003年に日本テレビへ入社してからも、その爽やかなルックスと体育会仕込みの礼儀正しさで人気を集め、『ズームイン!!サタデー』の5代目総合司会に就任。「誠実でクリーンなスポーツマン」という確固たるパブリックイメージを築き上げていたからこそ、「富豪経営者からの巨額融資と高級外車」という生々しいスキャンダルは、ファンや視聴者に強烈なギャップと裏切られた印象を植え付けてしまったのです。