函館、長崎、神戸。長年「日本三大夜景」として君臨してきたこれらの都市も、現状に安住しているわけではない。例えば長崎の稲佐山展望台は、2026年に向けて周辺の照明インフラを全面刷新。斜面に広がる住宅街の灯りが、まるで流星群のようにすり鉢状の地形を美しく浮かび上がらせる工夫が凝らされた。
函館山からの眺望も、津軽海峡を運航する船の漁火(いさりび)と市街地の直線的な街路灯が織りなす「くびれ」の曲線美が、より鮮明に目に飛び込むよう調整された。訪れた経験がある人でも、新たな照明デザインのもとで目にする光景には新鮮な驚きを禁じ得ないはずだ。