感染リスク状態の看護計画を徹底解剖!臨床で通る具体例と根拠の注目されている理由を専門的かつ分かりやすくまとめました。全体像を一目で把握できます。
感染リスク状態をアセスメントする際、患者の病態背景によって警戒すべき指標や感染経路は大きく異なります。臨床で遭遇頻度の高い4つの代表的病態について、その臨床的差異をまとめました。
病態・背景詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価術後侵襲期(SSI予防)消化管手術後のSSI発生率は約5〜15%。術後48〜72時間でCRPがピークアウトするかを注視。術後3日目以降のCRP再上昇、38.0℃以上の稽留熱は異常と判断。術後侵襲による生体反応(生理的炎症)と真の細菌感染の識別が成否を分ける最重要ポイント。高齢者(誤嚥・尿路)院内肺炎の約70%が不顕性誤嚥関連。発熱を示さない不顕性感染が約20〜30%にみられる。平熱+1.0℃の上昇、または普段と異なる活気低下・食欲不振を感染シグナルとする。「熱が出ないから大丈夫」という思い込みが重篤化を招く。意識変容や食事摂取量の急減を見逃さない観察眼が必須。易感染状態(好中球減少期)好中球数500/μL未満で感染リスクが指数関数的に増大。発熱性好中球減少症(FN)の致死率は約5〜10%。37.5℃以上の発熱、または単回38.0℃以上で緊急抗菌薬投与適応。炎症反応を起こす好中球自体が枯渇しているため、膿や腫脹が出現しない。発熱そのものをエマージェンシーと捉える。血管内カテーテル留置CLABSI(中心ライン関連血流感染)発生率はカテーテル1,000日あたり1〜3件。死亡率は12〜25%。ドレッシング交換は透明フィルムで週1回、ガーゼで2日ごと。汚染・剥離時は即時。ハブ消毒(アルコール綿での15秒以上のスクラブ)の遵守など、手順の妥協を一切許さないケアが不可欠。