Q1:チェーンストークス呼吸が始まったら、すぐに家族を呼び集めるべきですか?
A1:一刻を争う「数時間以内の看取り」を意味する下顎呼吸とは異なり、数日〜数週間の猶予があるケースも多く見られます。ただし、血圧低下やチアノーゼ(唇や手足の冷え・紫色化)、尿量減少などが同時に進んでいる場合は急速に状態が変化する可能性があるため、主治医や担当看護師と連携し、遠方の家族へ連絡を入れるタイミングを相談するのが確実です。
Q2:在宅療養中にこの呼吸が確認されたら、救急車を呼ぶべきでしょうか?
A2:すでに終末期の緩和ケアや看取りの方針で合意している場合は、救急要請をせず、まずは契約している訪問診療医や訪問看護ステーションへ連絡してください。救急搬送を行うと、望まない心臓マッサージや人工呼吸器装着といった延命処置が行われる可能性があります。事前の医療方針に基づいた冷静な連絡が推奨されます。
Q3:心不全患者にチェーンストークス呼吸が出た場合、治す治療法はありますか?
A3:心不全のコントロールが目的である場合、強心薬や利尿薬による薬物治療の最適化に加え、ASV(適応補助換気)やCPAPといった陽圧換気療法を用いることで、周期性無呼吸を抑制し心負荷を軽減する治療が確立されています。