領域内での法審において問題となったのは、古代から生きる宿儺の膨大な罪のどこを対象とするかという点だ。日車と虎杖の狙いは、宿儺の生得術式そのものを「没収」し、さらに極刑を確定させることにある。しかし、幾多の死線を潜り抜けてきた呪いの王は、単に裁かれるだけの存在ではなかった。
宿儺自身が法審のルールを即座に見抜き、冷静に自らの立ち回りを計算している様子が浮き彫りとなる。この冷酷なまでのIQの高さと適応能力こそ、彼が最強たる所以だろう。没収が術式ではなく所持していた呪具に適用されるという不確定要素も浮上し、一筋縄ではいかない展開が続く。