中盤までの停滞ムードを一気に払拭し、熱狂的な大絶賛へと舵を切らせた最大の要因が、鬼ヶ島屋上での頂上決戦です。
ルフィ、ゾロ、ロー、キッド、キラーの「新世代」5人が、カイドウとビッグ・マムの「旧世代・四皇連合」に挑んだ屋上戦は、ONE PIECE屈指のバトルシーンとして読者を釘付けにしました。そして何より世界中を震撼させたのが、「ギア5」および「太陽の神ニカ」の覚醒です。
主人公の能力が「ゴムゴムの実」ではなく、世界政府が800年間その名を歴史から消し去ろうとしていた「動物(ゾオン)系ヒトヒトの実 幻獣種 モデル“ニカ”」であったという衝撃の真実。白黒のコミカルなカートゥーン描写と圧倒的な強さの融合は、ジャンプ本誌掲載時にSNSの世界トレンドを席巻し、ワノ国編の評価を決定的なものへと押し上げました。
カイドウという「地上最強の生物」を真正面から打ち破るクライマックスは、それまでの長い溜め期間があったからこそ爆発的なカタルシスをもたらしたと言えます。