世間では保険証の色ばかりが話題になりがちですが、医療関係者や公的手続きの現場において最も重視されるのは、色ではなく券面に印字された「保険者番号(6桁または8桁)」と「記号・番号」です。
実は、保険証に記載されている数字の並びを見れば、その人がどのような職種・組織に属しているかが瞬時に判別できる厳密なコード体系が存在します。
特に保険者番号の「上2桁(法別番号)」は、医療保険各法を明確に区分しています。
- 「01」から始まる番号:全国健康保険協会(中小企業の協会けんぽ)
- 「06」から始まる番号:組合管掌健康保険(大企業の健康保険組合)
- 「31〜34」から始まる番号:共済組合(国家公務員・地方公務員・警察・教職員等)
- 「67」から始まる番号:船員保険
- 「39」から始まる番号:後期高齢者医療制度
自営業者などが加入する国民健康保険の場合は法別番号が割り振られておらず、6桁の保険者番号(市区町村コード+検証番号)で管理されます。このように、身元や属性の識別は色ではなく数字のコード体系によって完全にデジタル処理されています。