流出データが暴く北朝鮮スマホの隠されたスペックと通信統制の闇

流出データが暴く北朝鮮スマホの隠されたスペックと通信統制の闇

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最高指導者である金正恩は、IT技術の活用を国家発展の柱に据える一方で、思想的汚染の防止という矛盾した課題に直面してきた。その解答が、世界的なインターネットへの接続を遮断し、国内限定のイントラネットである「光明網」へ国民を幽閉する手法である。市民が持つ端末からは、国際ニュースやSNSはもちろん、動画配信サービスのNetflixといった西側のコンテンツにアクセスすることは逆立ちしても不可能だ。

それどころか、OSレベルでの監視メカニズムが徹底して組み込まれている。「Trace Viewer」と呼ばれる背景プロセスがランダムなタイミングで画面のスクリーンショットを自動撮影し、削除不能な履歴として内部ストレージに刻み込む。当局の検閲官はいつでも端末を没収し、ユーザーが何を閲覧し、どのようなファイルを保存していたかを検証できる。便利さと引き換えに、個人のプライバシーは完全に消失しているのだ。

山崎 陸
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山崎 陸

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