3チャンネルといえば何の局?地域でEテレやサンテレビに分かれる真相

3チャンネルといえば何の局?地域でEテレやサンテレビに分かれる真相

3チャンネルといえば何の局?地域でEテレやサンテレビに分かれる真相について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

地域によってこれほどバラバラであるにもかかわらず、なぜ世間には「3チャンネル=NHK教育(Eテレ)」という強い思い込みが存在するのでしょうか。その背景には、半世紀以上にわたって刷り込まれた昔のアナログ放送の周波数事情があります。

1959年に開局した東京タワーからのNHK教育テレビジョンは、VHFの第3チャンネル(90〜96MHz)を使用して送信を開始しました。日本の人口の約3割が集中する首都圏一円で、テレビのダイヤルを「3」に合わせれば教育テレビが映る生活が50年以上続いたのです。幼少期に『おかあさんといっしょ』や『できるかな』『ピタゴラスイッチ』などを「3番」で見て育った世代にとって、「3=教育テレビ」という認識は強固な文化的記憶として定着しました。

しかし、2000年代に進められた地上デジタル放送への転換期、郵政省(現・総務省)と放送業界の間で大規模なチャンネル再編計画が持ち上がりました。当時の電波監理審議会関係者の証言によると、総務省とNHKは「全国どこへ行っても教育コンテンツに迷わずアクセスできるよう、EテレのリモコンキーIDを全国一律で『2』に統一する」という大方針を決定しました。英語の「Educational」の頭文字「E」が数字の「2」と語感的に親和性が高いことや、若番の「2」を確保したいNHKの意図が合致した結果です。

この決定により、関東エリアで長年親しまれた「3チャンネルの教育テレビ」は消滅し、空いた3番のプラチナシートをめぐって独立UHF放送局による争奪戦が勃発することになりました。

山田 真由
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山田 真由

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