現場から救急搬送された柳田アナは、すぐさま集中治療室での緊急治療を受けた。下された診断は「頸髄損傷」という極めて重篤なものだった。首の骨を損傷したことで全身の運動機能を奪われる危険性が高く、一時は命の保証すら危ぶまれる危機的状況に陥った。事態の深刻さはフジニュースネットワーク(FNN)を通じて全国ニュースでも報じられ、日本中に激震が走った。
自力で呼吸することすら困難な状態からのスタートだった。事故直後の数日間は、とにかく命をつなぎ止めることだけに全力が注がれた。一命を取り留めたものの、首から下に重い障害が残るという診断は、アナウンサーとして、そして一人の人間としての未来を大きく揺るがすものだった。家族や番組スタッフ、そして宮崎県の視聴者が祈るような思いで見守る中、彼の長い闘病生活が幕を開けた。