サーフィンや堤防釣り、沖釣りファンにとって、鹿島灘の海象は常に緊張感を強いる対象だ。太平洋に面した茨城の海岸線は遮るものがなく、沖合の低気圧や台風からのうねりがダイレクトに打ち寄せる特徴を持つ。
晴天で風が弱く見えても、沖合で発生した周期の長い「一発波」が突然海岸線に押し寄せることがある。特に鹿島港や大洗港の防波堤周辺では、満潮時刻と南寄りの強風が重なるタイミングで高波が洗う事故が報告されている。海へ繰り出す前には、沿岸の波浪予報図と周期データをチェックし、波高が1.5メートルを超えている場合や、うねりの周期が10秒を超えている場合は無理な入水や釣行を避ける決断が求められる。