玉川大学が身を置く東京・神奈川大学サッカーリーグ1部は、一瞬の隙も許されない激戦区である。関東上位を狙う実力校がひしめき、毎週のように血の出るような攻防が繰り返されている。
近年の玉川大学の戦績を振り返ると、苦闘と成長の爪痕がはっきりと残されている。
- 2023年度: 8位(残留争いを乗り越え、チームのベースを再構築)
- 2024年度: 9位(22試合:4勝9分9敗)
- 2025年度: 5位(接戦を勝ちきる強さを獲得し上位へ躍進)
引き分けの山を乗り越えた「勝負強さ」への脱皮
2024年シーズンの「9引き分け」という数字は非常に示唆的だ。勝ち点を分け合う試合が多く、守備の粘り強さを見せる一方で、勝ちきることの難しさにぶち当たった。負けないが、勝てない。そのもどかしさがチームをさらに鍛え上げた。
翌2025年シーズンには5位へと浮上。横浜国立大学、学習院大学、上智大学といったライバル校との激しい熾烈な対戦を通じ、攻撃の引き出しを増やした成果が実を結びつつある。