近年、ファンタジーアートを中心に爆発的な進化を遂げているのが、パーティクルや空気の歪みを巧みに盛り込んだエフェクトイラストの表現技法だ。単に風を描くだけではなく、風に舞う花びらや塵、舞い上がる光の粒子を添えることで、空間全体の透過感と立体感が劇的に向上する。
最新の表現トレンドでは、被写界深度(ボケ感)のコントロールが重視されている。手前に舞う葉をダイナミックにぼかし、奥の背景を霞ませることで、視覚的なカメラワークの迫力を演出。風そのものを描くのではなく、「風によって動かされた周囲の要素」を精密に描き込むことこそが、現代のエフェクト表現における真骨頂といえる。