有森裕子さんが元夫であるアメリカ人男性、ガブリエル・ウィルソン(Gabriel Wilson)氏と結婚を発表したのは、現役ランナーとして活躍していた1998年12月のことでした。挙式は翌1999年1月にアメリカ・ボルダーで執り行われています。
二人の出会いは、有森さんが高地トレーニングの拠点としていたアメリカ・コロラド州ボルダーでした。現地のボランティア活動などを通じて親交を深め、人生のパートナーとして結ばれることになりましたが、直後の結婚会見は日本中を震撼させる前代未聞の展開を迎えます。
会見の場でガブリエル氏が自ら口にしたのは、「I was gay(私はかつて同性愛者だった)」という衝撃的な告白でした。有森さんはその事実を事前に受け入れた上で婚姻関係を結んだと毅然と語り、人間の本質や魂の結びつきを信じる強い姿勢を示したのです。しかし、異例とも言える結婚劇は、当時のメディアや社会に大きな波紋を広げることとなりました。