彼女の代名詞とも言える「夢をあきらめないで」。教科書に掲載され、数々の場面で応援ソングとして親しまれてきたこの曲は、2026年の現代においてさらに特別な意味を持ち始めている。
先行きが見通しにくい社会情勢や忙しない日々のなかで、押し潰されそうになっている人々の心に、押しつけがましくない等身大のメッセージがまっすぐに届く。「頑張って」と突き放すのではなく、「休んでもいい、でも諦めないで」と横で語りかけてくれるような温度感。ラストの大合唱では、客席の誰もが自分の人生と歌詞を重ね合わせ、あたたかな涙を流していた。