ハザードランプは緊急用設備であるため、イグニッションキーがOFFの状態やエンジンが停止している状態でも点滅し続ける構造になっています。そのため、最も注意しなければならないのが消し忘れによるバッテリー上がりです。
ハザードランプを作動させると、前後左右のウインカーバルブに加え、サイドミラーのウインカーやメーターパネル内の表示灯など、合計6〜8箇所のランプが同時に点滅を繰り返します。一般的な白熱電球バルブを採用している車両の場合、消費電力は合計で100W前後に達します。LED化された最新車両では消費電力が抑えられているものの、エンジンが止まった状態ではオルタネーター(発電機)による充電が行われないため、バッテリーの電力を一方的に消費し続けます。
バッテリーの状態や外気温にも左右されますが、一般的な健全なバッテリーであっても、エンジン停止状態で約3〜5時間ハザードをつけっぱなしにすると電圧が低下し、セルモーターが回らなくなる可能性が高まります。特にバッテリーが劣化している車や真冬の寒冷地では、わずか1〜2時間程度で始動不能に陥るケースも珍しくありません。駐停車時の合図として使用した後は、車を離れる前に必ずスイッチが切れているか確認する習慣が不可欠です。