『陽のあたる坂道』は、水野美紀主演、藤木直人、オダギリジョーら豪華キャストが出演したフジテレビ系火曜9時枠のドラマ『初体験』(2002年1月〜3月放送)の主題歌として制作されました。20代半ばの男女が直面する仕事、恋愛、将来への不安をリアルに描いた同作の世界観と、楽曲の持つビタースウィートな情緒が見事なシナジーを生み出しました。
当時の音楽雑誌のインタビューや関係者の証言によると、制作陣はドラマのプロットを綿密に読み込み、主人公たちの不器用な生き方に寄り添うアレンジを幾重にも模索したとされています。ギタリストの大渡亮によるアコースティックギターを基調としたイントロと、サビに向けてエモーショナルにドライブしていくバンドサウンドの対比は、主人公の感情の揺らぎと決意を完璧にトレースしています。
結果としてシングルは累計売上30万枚を超えるスマッシュヒットを記録。Do As Infinityをトップアーティストへと押し上げる決定打となっただけでなく、ドラマの視聴率を牽引する原動力となりました。