イントロが流れただけで、あの名シーンがフラッシュバックする。音楽がドラマに与えた影響も無視できない。Kが歌う主題歌『Only Human』の哀愁を帯びたメロディと、人間の弱さと強さを肯定する歌詞は、亜也の過酷な運命にそっと寄り添うようだった。
さらに、レミオロメンの『粉雪』や『3月9日』は、ドラマの劇的な瞬間を彩る最高のスパイスとなった。特に『粉雪』が流れるタイミングの絶妙さは、当時の視聴者の間で「ここで流すのは反則だ」と言われたほどだ。音楽と映像が完璧にシンクロしたとき、視聴者の涙腺は決壊する。その方程式は、20年が経った今でも全く錆びついていない。