年間を通して多くの観光客が押し寄せる建長寺だが、混雑の波をかわして静寂な空気感の中で参拝する「プロの攻略法」が存在する。それは「開門直後(8時30分〜9時30分)」の朝一番に訪れることだ。
大型観光バスやツアー客が到着する午前10時30分以降は、山門や法堂周辺が賑やかになる。しかし朝一の境内は、修行僧が掃き清めたばかりの砂利道と、凛とした朝の光線が相まって別世界のような神聖さに包まれる。また、閉門直前の15時以降も参拝客が引き始めるため、夕暮れのグラデーションに染まる伽藍を愛でる隠れた穴場時間帯となる。
撮影に関しては、法堂の雲龍図や仏殿の仏像など、一部の建物内では三脚の使用やフラッシュ撮影が禁止されている。特に禅寺としての静寂を維持するため、過度な大声での会話や参拝動線を塞ぐ長時間の立ち止め撮影は厳禁。ルールとマナーを守ってこそ、真の禅宗文化の深みに触れることができる。