最新トレンドの西面から地下鉄で南へ下ると、潮風が香る南浦洞の街並みが広がる。巨大な迷宮のような国際市場は、昭和の残り香のようなノスタルジーと現代のストリートカルチャーが奇妙な調和を見せるエリアだ。
迷路のように入り組んだアーケード街の奥深くで熱い視線を集めているのが、韓国伝統のポジャギ(パッチワーク)をモダンに再解釈したポーチや、真鍮のカトラリー。古くから日用品を扱ってきた問屋街の一角に、若手デザイナーたちがリノベーションした工房が点在している。伝統的な文様を用いながらも、くすみカラーで仕上げられたキーリングや巾着袋は、日本の日常風景にも違和感なく溶け込む。