ランジェリーフィッターのカウンセリング現場や各種アンケート調査において、「ワイヤーが当たって痛い」「夕方になるとアンダーがずり上がる」「脇や背中のハミ肉が目立つ」といった悩みを抱える女性の多くは、ブラジャーの品質ではなく着用手順の誤認に起因しています。
ブラジャーを立ったまま正面で留めてカップを軽く引っ張るだけの着用法では、バージスライン(乳房の下部境界線)にワイヤーが正しく沿わず、バストの重みがカップ上部に逃げてしまいます。この状態を長期間放置すると、本来バストであるべき柔らかい脂肪組織が脇の下や肩甲骨周りへと流動し、固定化されてしまう「離れ胸」や「副乳の肥大化」を招くリスクが高まります。
実際にフィッティングサロンを訪れた利用者の追跡調査では、同じブラジャーであっても正しい手順で着用し直すだけで、カップサイズが1〜2サイズ上がり、トップバストの位置が平均2〜3cm引き上がることが実証されています。