「そだねー」は、チームの本拠地である北海道北見市常呂町(オホーツク地方)周辺で日常的に使われている方言です。標準語の「そうだね」に相当しますが、言語学的・音韻論的には明確な構造的差異が存在します。
標準語の「そうだね」は語頭にアクセントが置かれ、下降調で発音されることが多いため、状況によっては形式的な相づちや会話を打ち切るニュアンスを含みます。一方、オホーツク地方の「そだねー」は、第1音の「そ」から第2音の「だ」にかけて音が上がり、語尾の「ねー」をフラットまたはわずかに伸ばしながら柔らかく着地させる独特のイントネーションを持ちます。
テレビ特番や自著などで吉田知那美選手が明かした証言によると、選手たちは特別な流行語を作ろうとしたわけではなく、幼少期からリンク上で当たり前に交わしてきた自然な母語を発していたに過ぎませんでした。しかし、その語感に含まれる「完全な共感」「心理的な壁のなさ」が、マイク越しに全国の視聴者の心へダイレクトに届いたといえます。
ネット上の反応やSNSでの評判を振り返ると、「聞いているだけでトゲトゲした気持ちが消える」「職場の会議でもこの肯定感がほしい」といった声が圧倒的多数を占め、言葉が持つ包摂的な力があらためて証明されました。