公式YouTubeの登録者数やTwitterフォロワー数など、ファンの熱量に応える形で2017年12月に電撃公開された米津玄師 春雷 MV。映像監督を務めたのは、『Lemon』のMVなどでも数々の名シーンを生み出した映像作家・山田智和氏です。
このMVでは、咲き乱れる極彩色の花々と、米津玄師の身体に投影されるサイケデリックなレーザープロジェクションが圧倒的なコントラストを生み出しています。
映像表現における重要な暗号として指摘されているのが、「有機物(花・人間)」と「無機物(レーザー・ノイズ・グリッチ)」の交錯です。花は生命や儚い恋心の象徴であり、鋭い光の線や画面の歪みは「春雷」がもたらす電撃的なショックを表しています。狂おしく舞い踊るような米津玄師のフィジカルなパフォーマンスは、恋の熱病に侵された人間の恍惚と苦悩を余すところなく体現しています。