一見すると閉鎖的で不条理に思える地元の排斥行動だが、住民側にも彼らなりの切実な言い分がある。何世代にもわたって土地と水を守ってきた高齢者たちにとって、見知らぬよそ者が突然やってきて従来のルールを無視することは、自分たちの生活基盤そのものを脅かす「侵略」に他ならないからだ。
さらに、近年はSNSで地域の悪評を発信されることを恐れるあまり、地元側も余計に身構えてしまう負のループが生まれている。コミュニケーションの対立が極限に達したとき、怒号とともに浴びせられる厳しい排斥の言葉は、集落側の防衛本能の裏返しという側面も秘めているのだ。