この地殻変動を見逃さないのが、マーケティング業界だ。旅行業界では「大人の夫婦向けリトリートプラン」が人気を博し、コスメやアパレル業界でも「夫をもう一度ドキッとさせる」ためのプロダクトがヒットを記録している。単なる実用性だけでなく、情緒的な繋がりや官能的な刺激を求める既婚女性の購買力は、新たな巨大市場を形成しつつある。
企業側も、従来の「主婦」向けという枠組みを超え、よりパーソナルで情熱的なライフスタイルを提案する広告キャンペーンを展開するようになった。社会の目が「妻」という役割から「個」としての魅力へとシフトしている証拠と言えるだろう。