『黒魔女さんが通る!!』の魅力を語る上で外せないのが、主人公を取り巻く5年1組の同級生たちだ。イケメンだが極度のナルシスト、オカルトマニア、仕切りたがり屋の学級委員長など、ステレオタイプに収まらない強烈な個性の持ち主たちが一堂に会している。
作者の石崎洋司氏とマンガ担当の藤田まぐろ氏の手によって描かれた彼らのやり取りは、子ども社会の縮図でありながら、どこかポップで愛おしい。自分がどのキャラクターに似ているか、あるいはクラスに似たやつがいたかと話題に花を咲かせた記憶は、多くの読者にとって共通の原体験となっている。