ビジューシリーズが今なお高く評価される最大の理由は、「アウトフィット(服)の圧倒的な縫製・素材クオリティ」にあります。
大量生産のトイドール服では省略されがちな裏地やポケットのディテール、金属パーツ、ボタンホールの精密さなど、職人技に近い工夫が随所に施されています。布地もペラペラな合成繊維ではなく、ウール調生地や合皮、デニム生地など本物の洋服に近い質感が選ばれており、手に取ったときの重厚感がまるで違います。
さらにコレクターたちを喜ばせたのが、「可動ボディへの換装とパーツ互換性の高さ」です。ビジューシリーズのドール本体は通常のリカちゃん同様の標準ボディを採用しているため、アゾンインターナショナルの「ピュアニーモボディ」や「オビツボディ」といった社外製可動ボディに首パーツを移植・カスタムするユーザーが続出しました。
肩や肘、手首、膝が自由に曲がる可動ボディに着せ付けることで、カフェでくつろぐポーズや街角を歩く自然な仕草を再現可能になり、ドール撮影(通称:ドル撮)のクオリティが飛躍的に向上したことも、ブームの持続を力強く後押ししました。