大相撲の歴史上、最も多くの懸賞金を獲得した伝説の力士は、第69代横綱の白鵬(現・宮城野親方)です。幕内最高優勝45回という金字塔を打ち立てた白鵬が、現役生活を通じて獲得した通算懸賞本数は9,000本以上に達します。
力士の実質手取り(1本6万円換算)で計算すると、懸賞金だけで累計5億円以上を稼ぎ出した計算になります。横綱としての基本給や優勝賞金とは別に、これだけの臨時収入を毎場所積み上げた実績は空前絶後です。
単一の場所における最高記録も桁違いです。大相撲の好景気やライバル対決が白熱した場所では、1場所15日間で獲得した懸賞金が2,000本(総額1億4,000万円分)を超え、優勝力士ひとりで数百本を独占するケースも見られました。白鵬が全盛期に記録した1場所での懸賞獲得本数は500本以上(実質手取り3,000万円以上)に達し、たった15日間の取組で一般サラリーマンの生涯年収に近い金額を土俵上で掴み取っています。
ライバル関係が土俵を熱くした時代(朝青龍対白鵬、あるいは白鵬対日馬富士・鶴竜・稀勢の里など)には、千秋楽の結びの一番だけで指定上限いっぱいの懸賞が集中し、勝敗ひとつで数百万円の現金が動く極限のドラマが繰り広げられました。