ネット上の情報やまとめサイトを見ていると、「大利根店に行けばあらゆる生活用品・DIYアイテムが完璧に揃う万能店舗」として語られる場面が多々見受けられます。しかし、現場のフロア構成と商品ラインナップを厳密に検証すると、ユーザーが陥りがちな盲点と誤解がいくつか浮かび上がってきます。
第一の誤解は、「プロ向け資材の在庫深度」に関する認識です。大利根店の資材館は確かに広大で、一般的な木材、単管パイプ、セメント、住宅設備部材などは潤沢に取り揃えられています。しかし、同じ埼玉県内にあるカインズの超巨大旗艦店(例えば本庄早稲田店や新座店)や、競合のプロ専門業態(ジョイフル本田幸手店の資材館など)と比較した場合、特殊な金物や高度な専門機械、マニアックな銘木といった「ディープなプロユース資材」の品揃えには一定の限界があります。現場の職人からは「定番資材は大利根で十分だが、規格外の特注金具や特殊ボルトは幸手や大型建材店へ走らざるを得ない」というリアルな住み分けが語られています。
第二の盲点は、カインズ工房(DIYスペース)の予約制と作業環境です。「店舗で買った木材をその場ですぐ自由に加工できる」と思われがちですが、工作ブースや電動工具の貸し出しは事前予約や当日枠の受付順となっており、工作需要が高まる土日祝日は午前中の早い段階で作業ブースが終日満杯になる日もあります。大型木材を購入したものの、カット待ちに1時間以上を要するケースもあるため、DIY目的での来店時は事前に工作室の空き枠を確認しておく段取りが欠かせません。