国際政治の最高峰である国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)の壇上で、彼女が放った「よくもそんなことを(How dare you)」という言葉は、世界中のニュースで幾度となく再生された。各国首脳を目の前にして一歩も引かないその眼光は、外交の文脈に強烈な衝撃を与えた。
この情熱的な訴えに呼応したのが、国連事務総長のアントニオ・グテーレスだ。彼は「若者たちの怒りは正当であり、政治家は行動を起こさねばならない」とグレタらの運動を公式に支持し、気候問題に関するトップリーダーシップと若者の声との架け橋となった。
しかし、近年の会議において彼女は「COPは実効性の伴わないグリーンウォッシングの場に過ぎない」と厳しい批判を展開し、あえて公式参加を見送る場面も増えている。ポーズだけで時間を稼ぐ政治の欺瞞を突く姿勢は、いかにも彼女らしい一貫性を物語っている。