写楽を語る上で欠かせないキーワードが「純愛仕込み」という言葉だ。一見ロマンチックなネーミングに思えるが、その実態は狂気すら感じさせるほどの冷徹なクオリティ管理を指している。愛をもって酒と向き合い、一切の妥協を許さない姿勢が命名の由来だ。
特筆すべきは、搾りからボトリング、貯蔵に至るすべての工程で徹底されている氷温管理だ。酒が空気と触れる時間を最小限に抑え、搾りたてのフレッシュ感をそのまま瓶の中に閉じ込める。一回火入れを行った後に急冷し、マイナス5度の専用冷蔵庫で熟成させることで、生の若々しさと火入れの安定感という相反する要素を見事に同居させている。