直前のU-17W杯メンバー発表に際し、メディアとファンの間を駆け巡ったのが「サプライズ選考」と「実力派の落選」をめぐる議論です。指揮官が記者会見で明かしたU-17日本代表選考理由の根底にあるのは、単なるテクニックの優劣ではなく、現代サッカーの必須要件である「プレッシング強度」と「複数ポジションをこなす戦術的インテリジェンス」でした。
かつての育成年代では、個の打開力に秀でたドリブラーや絶対的なストライカーが優先される傾向にありましたが、現代のU-17世代に求められるのは90分間途切れないインテンシティと攻守のシームレスな切り替えです。今回のアナウンスでも、クラブユースで卓越したボールポゼッションを叩き込まれた技巧派だけでなく、高校サッカー選手権の舞台で過酷なフィジカルバトルを生き抜いてきたタフなタレントが絶妙なバランスで融合されています。
記者会見の現場で監督が語った「世界基準のプレッシャー下で、自ら判断を変えられる勇気を持った選手を選定した」という言葉通り、ネームバリューや下馬評に囚われない極めてシビアな実力主義が貫かれた布陣となっています。