彼女の人生を語る上で欠かせないのが、40代半ばで足を踏み入れた「登山」という趣味の存在だ。きっかけはテレビ番組の企画だったが、一歩ずつ自分の足で頂を目指す山歩きの魅力に瞬く間に魅了された。アフリカ最高峰のキリマンジャロ登頂をはじめ、世界各地の峰々や日本の美しい山々に挑み続けた実績は、芸能界でも屈指の本格派として知られる。
山では肩書も人気も関係ない。ただ自分の足で歩くしかない。この簡潔な真理が、多忙な芸能生活で擦り減りそうになる心を幾度となくリセットしてくれたという。山頂からの絶景だけでなく、厳しい急坂や過酷な気象条件に向き合う体験が、彼女の精神的なしなやかさをより強固なものにした。