密室劇の緊張感を極限まで高めているのが、登場人物それぞれが胸の内に抱える秘密と嘘です。主要人物の背景を整理することで、複雑な関係性が見えてきます。
シアラ・ワイズ(Ciara Wyse):
本作のヒロインであり語り手の一人。新しい生活を始めるためにダブリンへやってきた会社員。一見すると純粋で慎ましやかな女性に見えますが、鋭い観察眼と非常時における冷徹なまでの判断力を秘めています。
オリヴァー・ケネディ(Oliver Kennedy):
容姿端麗で紳士的な建築士。シアラに対して献身的な恋人として振る舞うものの、その裏には決して他人に明かせない暗い過去と強迫観念を抱えています。アパートの防犯や施錠に異常な執着を見せます。
リア・フリハン警視&カール・コノリー刑事:
56日目にアパートの変死体事件を担当するダブリン警察の捜査ペア。厳しい外出制限下で限られた証拠から被害者の身元特定と犯人追跡に奔走します。2人のプロフェッショナルな捜査線が、徐々に隠蔽された真実へと迫っていきます。
謎の来訪者(過去の因縁を持つ男):
オリヴァーの過去の罪を知るキーパーソン。ロックダウンの最中にオリヴァーのアパートを突き止め、彼を強請ろうとしたことで事態を破滅的な方向へと加速させます。