3Kとは、労働条件や作業環境が過酷な職場を表す3つの頭文字(K)を取った言葉です。語源となったのは1980年代後半のバブル経済期で、若者の労働力不足を背景に、敬遠されがちな現場仕事を総称する表現としてメディアを中心に急速に広まりました。
具体的には以下の3要素を指します。
【きつい(Kitsui)】:長時間の肉体労働、深夜勤務や交代制勤務、重い資材の運搬など身体的負荷が大きいこと。
【汚い(Kitanai)】:粉塵、泥、油、汚水、化学物質、悪臭などにさらされ、作業着や身体が汚れやすいこと。
【危険(Kiken)】:高所からの転落、重機との接触、有害物質の吸入、感電など、一歩間違えれば重大な事故や後遺症につながるリスクがあること。
歴史的に3Kの代表格とされてきた職種には、以下のような現場が挙げられます。
・建設・土木作業員(高所作業、屋外での重労働、粉塵や泥汚れ)
・製造業・工場作業員(プレス機や溶接の危険、油汚れ、交代制夜勤)
・清掃・廃棄物処理スタッフ(生ごみ・産業廃棄物・汚水処理、衛生管理の難しさ)
・自動車整備士(狭小スペースでの作業、油や排気ガス、重量物の取り扱い)
・林業・漁業従事者(急斜面でのチェーンソー作業、海難リスク、厳しい自然環境)