番組に出演する当事者たちの受け止め方も、決して一様ではない。「番組出演をきっかけに、自分の活動や障害の現実を広く知ってもらえた」と前向きに捉える出演者がいる一方で、「編集によって意図しない『頑張る健気な姿』に仕立て上げられた」と複雑な心境を明かす声も存在する。
ある出演経験者は、出演後に受けた周囲の反応について率直に語る。「番組に出たことで温かい支援の声をいただいたのは事実だが、同時に『大変なのに偉いね』という一方的な評価に戸惑うこともあった。私たちが望んでいるのは特別な感動を与える存在になることではなく、ごく普通の社会の一員として生きること」という発言は、メディア出演がもたらす功罪を端的に示している。出演者の内実ある本音に耳を傾ける姿勢こそ、今後の番組づくりに不可欠な要素と言える。