会場を攻略する上で最初に把握すべきは、建築構造が生み出すスケール感です。真駒内セキスイハイムアイスアリーナキャパと収容人数は、公式発表資料によると最大11,524人(固定スタンド席6,024席、アリーナ面に設営される可動席および仮設パイプ椅子席)。アリーナ会場としては、横浜アリーナ(約17,000人)や有明アリーナ(約15,000人)より一回りコンパクトな中規模アリーナに分類されます。
しかし、単に「キャパ1万人規模だからどこでも近い」と侮ることはできません。本施設はもともと国際規格のアイススケート競技場として設計されたため、フロアが長方形(リンク仕様)に細長く伸びています。そのため、短軸方向(東西スタンド間)の距離は約40メートルと非常に密接であるのに対し、長軸方向(南北スタンド間)は約80メートルに達します。この縦長楕円形のすり鉢状構造こそが、座席位置によって「肉眼で表情まで見える」と「豆粒にしか見えない」という極端な評価の二極化を生み出す構造的要因です。