壱岐の島を訪れた人が口を揃えて絶賛するのが、海の圧倒的な青さとユニークな地形美です。なかでも屈指の人気を誇る観光スポットが、壱岐本島の北西部に位置する無人島「辰の島(たつのしま)」です。勝本港から出航する辰の島クルーズに乗り込めば、水面下数メートルの海底まで見透かせるエメラルドグリーンの海世界が広がります。そびえ立つ断崖絶壁の「羽奈毛崎(はなげざき)」や、波の浸食によってできた「蛇ヶ谷(じゃがたに)」のダイナミックな景観は、まさに息をのむ迫力です。
一方、陸地のシンボルとして長年親しまれているのが「壱岐島 猿岩(さるいわ)」です。黒崎半島の先端にそびえる高さ約45メートルの玄武岩の巨岩は、遠くから見ると横を向いた巨大な猿そっくりの形状をしており、自然の造形美の神秘を感じさせます。神話では、壱岐の島が流れてしまわないように神様が打ち込んだ「八本の柱」の一つと伝えられており、夕暮れ時には岩のシルエットが夕日に照らされ、息をのむほど幻想的な光景を描き出します。