一見すると高額に思える料金だが、その実態は現地での支払いが一切発生しない完全オールインクルーシブ・システムである。代金には、JR東日本のプレミアム車両での移動費に加え、全日程における朝食・昼食・夕食、さらには移動中のラウンジカーで提供される各種アルコール(ヴィンテージワインや入手困難な日本酒、ウイスキーなど含む)や軽食の代金がすべて含まれている。
さらに注目すべきは、車外で行われる「立ち寄り観光」の品質だ。通常の観光客では立ち入ることができない夜間の神社仏閣や、歴史的建造物での特別拝観、地元伝統工芸士によるプライベートワークショップ、貸切バスや専用ハイヤーによる送迎費用もすべて包括されている。料理においても、沿線各地の名シェフや老舗料亭の主人が車内の調理スペースに乗り込み、その土地の最上の旬食材を調理して振る舞うため、移動する超最高級レストランとしての側面も兼ね備えている。