夏の午後から夕方、あるいは季節の変わり目に突如として発生する「ゲリラ豪雨」。世田谷区をはじめとする東京23区西部では、ヒートアイランド現象によって地表付近の空気が極端に暖められ、そこへ東京湾からの湿った南風と関東北部からの冷涼な空気がぶつかり合うことで、局地的な積乱雲が爆発的に発達します。
さらに警戒すべきは、次々と発生した積乱雲が列をなして同じ場所を通過・停滞する世田谷区の線状降水帯発生情報です。線状降水帯が形成されると、わずか数時間で100mm〜200mmを超える猛烈な雨が降り注ぎ、排水処理能力を大幅に超えてしまいます。
現在、気象庁ではスーパーコンピュータと気象衛星「ひまわり」の観測精度向上により、線状降水帯の発生可能性を半日前から発表する体制を強化しています。世田谷区内で「線状降水帯の発生情報(顕著な大雨に関する情報)」が発表された場合は、すでに命に危険が及ぶレベルの浸水や土砂災害が差し迫っている兆候です。地下道や地下室、川沿いからは直ちに離れ、安全な建物の2階以上へ垂直避難を行ってください。