「あのドラマの、あのシーンに出ていた人」を特定するため、視聴者の検索技術は年々進化している。かつてはキャストクレジットを上から下まで眺めるししか手がなかったが、今や検索ワードはより具体的、かつ感覚的だ。「ドラマ 脇役 40代 メガネ 悪役」「刑事もの 犯人役 髭の男」といったニッチなキーワードの組み合わせが、検索エンジンのトレンドに浮上する。
最近では、AI画像認識ツールや、ファンコミュニティが作成した「バイプレイヤー名鑑」のような個人ブログが、迷える視聴者の駆け込み寺となっている。名前が判明した瞬間の「あ、この人か!」というアハ体験は、現代の視聴体験における隠れたエンターテインメントになっていると言っても過言ではない。