結論から述べると、今池グランドビルは現在も解体されておらず、通常通り稼働しています。「解体された」「建て替えで閉鎖された」という噂の発端を調査すると、隣接する別の大型商業施設をめぐる記憶の錯綜が浮かび上がってきました。
今池交差点に面し、地下鉄の出入口直結で親しまれていた1969年竣工の「新今池ビル」は、老朽化と耐震基準の課題から2010年代末に閉館し、2026年代前半にかけて完全に取り壊されました。現在、その広大な跡地では野村不動産などを中心とした複合再開発に向けた動きが進められています。この「新今池ビルの解体」という巨大な街角の景観変化が、同じく昭和築の複合ビルである「今池グランドビル」の記憶とすり替わり、ネット上で誤った憶測として拡散したのが真相です。
千種区今池の街区において、今池グランドビル(千種区今池5-25-5)は駅南東側の錦通沿いに堂々と建ち並んでおり、外壁やサインボードにもその確かな存在感を確認できます。