西東京大会の歴代優勝校を振り返ると、日大三、早稲田実業、東海大菅生の3校が交互に覇権を握り合ってきた歴史が浮き彫りになります。
名門・日大三高は、長年チームを率いた小倉全由前監督の勇退後、後任となった三木有造監督がその伝統を継承しています。日大三高の監督経歴としても注目された三木監督は、小倉野球の真髄である「強打と全力疾走」を土台にしつつ、相手の配球や打球傾向を細かく分析する緻密さを注入。強打の看板を下ろすことなく、現代野球に対応した進化を遂げました。
伝統のブランド力を誇る早稲田実業は、全国から志の高い精鋭が集まる環境が整っています。現在の早稲田実業野球部メンバーは、中学時代にシニアやボーイズで全国を経験した逸材が多く、個々のポテンシャルの高さは東京随一です。伝統の「王道野球」に磨きをかけ、常に優勝候補筆頭として君臨しています。
この2校に割って入るのが東海大菅生です。東海大菅生の強さの理由は、あきる野市の広大な専用球場と充実した寮設備、そして徹底したフィジカル強化にあります。140キロ台中盤を超える複数の本格派投手陣と、鍛え上げられた強靭な肉体から繰り出される長打力は、トーナメントの連戦において圧倒的なアドバンテージとなっています。