大貫の魅力は、その懐の深さにある。南側の広大なビーチエリアはエントリーしやすく、サーフィンを始めたばかりのエントリー層やシングルフィンを愛でるロングボーダーにとって無二のゲレンデであり続けている。しかし、人が集まる場所には必ずフリクションのリスクが潜む。
メインピーク周辺ではショートボードのラインが交錯するため、初心者は中央から南寄りの広いスペースへとポジショニングするのが鉄則だ。駐車場問題も無視できない。早朝からのアイドリング停車やゴミのポイ捨ては、地元行政や漁業関係者との軋轢を生む最大の原因となる。地域への敬意を欠いたサーファーに、大貫の素晴らしい波に乗る資格はない。