デビュー当時の鮮明な記憶。弱冠14歳、どこか人見知りな笑みを浮かべていた少女が、今やグループのパフォーマンスを中央で支える大黒柱となった。2026年、20代を迎えて以降の彼女の立ち振る舞いには、かつての「守られる側」から「自らの足で表現を切り拓く側」への明確な意識の脱皮が伺える。
特に近年の大型ライブや楽曲パフォーマンスで見せるダンスのキレとしなやかさは圧巻だ。力みが一切ない。それでいて指先の残像、視線の落とし方ひとつにまで美意識が行き届いている。無駄をぎりぎりまで削ぎ落とした「余白の美」とも言えるパフォーマンスこそ、彼女が長年の鍛錬によって手に入れた最大の武器である。