シーズンは後半戦に入り、J1のタイトル争いはかつてない混戦模様を極めている。勝点1の重みが命取りになる土壇場で求められるのは、土壇場でチームを勝たせる個の力と精神的支柱の存在だ。修羅場を何度もくぐり抜けてきた経験値は、若手の多い現在のチームにとって計り知れない財産となっている。
「どんなに苦しい時間帯でも、足を止めないこと」。言葉ではなくピッチ上の背中で語るその姿は、周囲の選手たちの戦う顔つきをも変えていく。混戦のリーグ戦を制するために必要なピースはすべて揃った。彼が右足から放つ衝撃的な一撃と、最後の瞬間まで疾走し続ける姿が、青黒のクラブに悲願の歓喜をもたらすはずだ。