40℃を超える「酷暑日」がもはや珍しくなくなった背景には、複合的な異常気象の原因が潜んでいます。これまでの気象データを振り返ると、歴代最高気温ランキングの上位は2010年代後半以降に集中しており、記録的酷暑の真相は単なる自然変動にとどまりません。
地球温暖化に伴うベースラインの底上げに加え、偏西風の大幅な蛇行、都市部のヒートアイランド現象、さらには日本近海の海面水温が過去最高レベルで推移していることが、夜間の気温低下を妨げる要因となっています。条件が揃えば、埼玉県熊谷市や静岡県浜松市などで観測された国内最高気温(41.1℃)に迫る、あるいは過去最高気温更新となる地点が現れても何ら不思議ではない状況です。